高校生物の重要用語300枚 意味と要点と注意を1枚に

生物でつまずくのは暗記量ではなく、似た用語の区別がついていないところです。

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全300枚から30枚を抜粋して表示しています。

酵素意味:生体内の化学反応を促進するタンパク質でできた触媒。 要点:活性化エネルギーを下げる。反応の前後で自身は変化しない。 注意:反応の向きや平衡は変えない。到達を速めるだけである。
DNA意味:遺伝情報を担う、二重らせん構造をとる核酸。 要点:デオキシリボース、リン酸、塩基からなるヌクレオチドがつながる。 注意:RNAとは糖と塩基の一部が違う。ウラシルではなくチミンをもつ。
半保存的複製意味:もとの2本鎖の片方ずつを鋳型として新しい鎖をつくる複製のしかた。 要点:メセルソンとスタールの実験で確かめられた。 注意:全保存的でも分散的でもない。3つの候補から実験で絞られた。
突然変異意味:DNAの塩基配列が変化すること。 要点:置換、欠失、挿入がある。生殖細胞で起これば子に伝わる。 注意:必ず形質が変わるわけではない。同じアミノ酸を指定することがある。
コドン表の読み方意味:mRNAの3塩基からアミノ酸を読み取る表の使い方。 要点:5の側から3つずつ区切って読む。 注意:DNAの配列をそのまま当てはめない。mRNAに直してから読む。
タンパク質の立体構造意味:アミノ酸の並びから決まる、タンパク質の折りたたまれた形。 要点:一次から四次構造までの段階で表す。働きは形で決まる。 注意:変性すると形が崩れて働きを失う。配列は変わらない。
無性生殖意味:配偶子によらずに新しい個体をつくる生殖。 要点:分裂、出芽、栄養生殖がある。親と同じ遺伝情報をもつ子ができる。 注意:遺伝的多様性が生まれない。環境の変化に弱くなる。
減数分裂意味:配偶子をつくるときに染色体数が半分になる分裂。 要点:連続した2回の分裂からなり、1個の細胞から4個の細胞ができる。 注意:DNAの複製は1回だけである。分裂は2回でも複製は1回になる。
精子形成意味:精原細胞から精子ができる過程。 要点:一次精母細胞から4個の精細胞ができ、変形して精子になる。 注意:4個すべてが精子になる。卵形成と数が違う。
受精意味:精子と卵が合体して受精卵ができること。 要点:染色体数がもとに戻る。多精を防ぐ仕組みが働く。 注意:精子が入るだけでは終わらない。核の合体までを指す。
卵割意味:受精卵が細胞分裂を繰り返して細胞数を増やす初期の分裂。 要点:成長を伴わないので細胞は小さくなる。間期が短い。 注意:ふつうの体細胞分裂と違い、全体の大きさは変わらない。
神経管意味:外胚葉が陥入してできる、脳と脊髄のもとになる管。 要点:神経板が折れ曲がって閉じてできる。 注意:中胚葉からではない。外胚葉由来である。
誘導意味:ある部分が隣の部分の分化の方向を決める働きかけ。 要点:原口背唇部が神経管の形成を誘導する。 注意:命令を出すのではない。物質を介した働きかけである。
母性因子意味:卵にあらかじめ蓄えられ、初期発生を方向づける物質。 要点:ビコイドやナノスが例になる。受精後すぐの発生を支える。 注意:受精後に転写されるのではない。母親が用意している。
幹細胞の分化能意味:幹細胞がどこまで多様な細胞になれるかの度合い。 要点:全能性、多能性、多分化能の順に狭くなる。 注意:分裂できることと分化できることは別の性質である。
被子植物の重複受精意味:精細胞の一方が卵細胞と、もう一方が中央細胞と受精する現象。 要点:胚と胚乳が同時にできる。被子植物に特有である。 注意:裸子植物では起こらない。被子植物だけの仕組みである。
肝臓の働き意味:代謝と解毒と貯蔵を担う臓器。 要点:グリコーゲンの合成と分解、尿素の合成、胆汁の生成、血しょうタンパク質の合成を行う。 注意:消化液をつくるが消化管ではない。胆汁は酵素を含まない。
自律神経系意味:意思とは無関係に内臓や分泌を調節する神経系。 要点:交感神経と副交感神経が多くの器官に対して逆向きに働く。 注意:すべての器官が二重支配ではない。汗腺や副腎髄質は交感神経だけである。
内分泌腺意味:ホルモンを血液中に分泌する腺。 要点:排出管をもたない。分泌された物質は血流で全身に運ばれる。 注意:外分泌腺と違い排出管がない。この違いが定義になる。
インスリン意味:すい臓のランゲルハンス島B細胞から分泌され、血糖濃度を下げるホルモン。 要点:細胞への糖の取り込みとグリコーゲンの合成を促す。 注意:血糖を下げるホルモンはこれだけである。上げる側は複数ある。
ニューロン意味:情報を電気的に伝える神経細胞。 要点:細胞体、樹状突起、軸索からなる。 注意:1個で情報を処理するのではない。つながりで働く。
筋収縮の仕組み意味:アクチンフィラメントがミオシンフィラメントの間に滑り込んで筋節が短くなる仕組み。 要点:カルシウムイオンとATPが必要になる。滑り説という。 注意:フィラメント自体は縮まない。重なりが増えるだけである。
植物ホルモンのオーキシン意味:細胞の伸長を促す植物ホルモン。 要点:光の当たらない側に移動し、屈性を起こす。頂芽優勢にも関わる。 注意:濃度によって働きが逆になる。根と茎で最適濃度が違う。
個体群意味:同じ地域に生活する同種の個体の集まり。 要点:密度、齢構成、分布のしかたで特徴づけられる。 注意:群集とは違う。群集は複数の種の集まりである。
縄張り意味:個体や集団が占有し、他個体を排除する空間。 要点:得られる利益と守るための労力の差が最大になる広さに落ち着く。 注意:広いほどよいのではない。守る労力が増える。
種間競争意味:異なる種が同じ資源をめぐって争う関係。 要点:競争的排除が起こることがある。 注意:共存する場合もある。すみわけや食いわけが起これば両立する。
生物群集意味:ある地域に生活する全生物の集まり。 要点:種間の関係で構造をもつ。 注意:個体群の単なる寄せ集めではない。関係が構造をつくる。
炭素の循環意味:二酸化炭素が光合成で有機物になり、呼吸や分解で戻る流れ。 要点:化石燃料の燃焼が大気中の量を増やしている。 注意:生物の間だけで閉じていない。大気や地層も関わる。
植生の遷移意味:ある場所の植生が時間とともに移り変わる現象。 要点:一次遷移と二次遷移がある。最終的に極相に達する。 注意:一定の方向に進むが、かく乱で戻ることもある。
相同器官と相似器官意味:起源が同じで働きが違う器官と、起源が違い働きが似た器官。 要点:相同はコウモリの翼と人の腕、相似は昆虫の翅と鳥の翼が例になる。 注意:見た目の似かたで判断しない。起源で分ける。
このデッキについて

生物の失点は、知らない用語で起きるより、知っているつもりの用語で起きます。能動輸送と受動輸送、体細胞分裂と減数分裂、免疫の一次応答と二次応答。どれも名前は覚えているのに、どちらがどちらだったかを問われると手が止まる。原因は覚えていないことではなく、二つの違いを一度も言葉にしていないことです。 このデッキは300枚で、1枚に1つの用語だけを置いています。裏は三行に固定してあり、「意味」がそれが何かを一文で述べ、「要点」がどこで起きるか何とつながるかを書き、「注意」が取り違えやすい相手との違いを名指しします。構成は教科書の流れに沿って、細胞と代謝、遺伝子とその働き、生殖と発生、体内環境と応答、生態と進化の五つに分けました。 数値は、染色体数や塩基の対応のように定まっているものだけを載せています。実験の測定値のような、条件で変わるものは入れていません。間隔反復で回すと、すでに区別できている用語は出てこなくなり、いつも迷う組み合わせだけが、迷わなくなるまで戻ってきます。

よくある質問

各セクションの枚数はどうなっていますか。
細胞と代謝が60枚、遺伝子とその働きが60枚、生殖と発生が50枚、体内環境と応答が65枚、生態と進化が65枚で、合計300枚です。すべてのカードにセクションと小項目のタグが付いているので、遺伝だけ、免疫だけといった絞り込みができます。
計算問題の対策になりますか。
計算そのものの練習にはなりませんが、その前提になる考え方は入っています。たとえば組換え価が何を意味するのか、標識再捕法が何を仮定しているのかといった、式を立てる前に必要な理解を扱っています。手を動かす練習は別に必要です。
共通テストと二次試験のどちらに向いていますか。
どちらの土台にもなります。扱っているのは教科書の用語と原理なので、選択肢を絞る場面でも記述の骨格を組む場面でも同じように働きます。ただし記述の書き方そのものは、答案を書く練習で身につける必要があります。
無料プランでもデッキ全体を取り込めますか?
はい。保存済みのデッキを取り込む処理では新しいAI生成を実行せず、AIクレジットも消費しないため、無料プランで300枚すべてを取り込めます。取り込み後も学習、編集、削除ができます。
同じデッキをもう一度取り込むと重複しますか?
重複しません。すでにある同一カードはスキップされ、改訂で増えたカードだけが追加されます。削除後の再取り込みを含め、同じ公式デッキの取り込みは生涯3回までです。
Web版とスマートフォンアプリの両方で使えますか?
はい。デッキはアカウントに追加されるため、Web版、iOSアプリ、Androidアプリで同じ学習内容と進捗を利用できます。
取り込んだカードを自分向けに直せますか?
はい。取り込み後は自分のカードとして、表裏の編集、不要カードの削除、タグ整理、別デッキへの移動を自由に行えます。

公式問題の転載はなく、カードはすべてMemlyの独自執筆です。編集基準日2026-08-31。