無料で学ぶ古典文法の識別を固める200枚暗記カード
古典文法は、意味暗記より先に形の見分けを体に入れると崩れにくくなります。
200枚のカード
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全200枚から30枚を抜粋して表示しています。
| 表 | 裏 |
|---|---|
| 四段活用 | 意味:古典動詞で最も数が多い活用種別。 要点:未然ア、連用イ、終止ウ、連体ウ、已然エ、命令エ。書か・書き・書く・書く・書け・書けの型。 注意:終止形と連体形が同じなので、直後に体言が来るか文が切れるかで見分ける。 |
| ク活用 | 意味:古典形容詞の基本となる活用種別。 要点:未然連用はく。終止し、連体き、已然けれが目印。補助活用ではから・かり・かる・かれも出る。 注意:シク活用は未然連用でしくとなる。感情語だからシクと決めつけない。 |
| 未然形 | 意味:まだ起こらない事柄に関わる活用形。 要点:ず・む・じ・まし・る・らる・す・さす・しむなどが続く。仮定のばが付くこともある。 注意:已然形にもばが付く。未然形接続なら仮定、已然形接続なら確定条件や原因になりやすい。 |
| 終止形連体形同形のウ段動詞 | 意味:四段活用を見分ける手掛かり。 要点:終止形と連体形が同じで語尾がウ段なら四段活用。未然形はア段、連用形はイ段、已然形はエ段に変わる。例「書く」「読む」。 注意:ラ変は終止形「り」連体形「る」。サ変は終止形「す」連体形「する」で別。 |
| 連用形「く」の形容詞 | 意味:ク活用の形容詞を見分ける手掛かり。 要点:連用形が「く」になる。終止形は「し」、連体形は「き」、已然形は「けれ」。例「高く」「白く」。 注意:シク活用も終止形は「し」。連用形が「く」か「しく」かで見分ける。 |
| 打消「ず」に続く形 | 意味:未然形を見分ける手掛かり。 要点:打消の助動詞「ず」は未然形接続。「行かず」「見ず」のように、「ず」の直前が未然形になる。 注意:サ変は「せず」、カ変は「来ず」と不規則。語幹だけ見ず活用の種類も確かめる。 |
| 助動詞「き」 | 意味:過去。自分が直接経験した事実の回想。 要点:連用形接続。活用はせ、き、し、しか。連体形は「し」。 注意:自分の体験を振り返るのが基本。「けり」のような気づきや詠嘆とは違う。 |
| 助動詞「む」 | 意味:推量。意志。適当。勧誘。仮定。婉曲。 要点:未然形接続。活用は○、○、む、む、め、○。一人称なら意志、二人称なら勧誘や適当、三人称なら推量になりやすい。 注意:終止形に付く「らむ」「べし」と区別する。連体形では婉曲や仮定になりやすい。 |
| 助動詞「なり」 | 意味:断定。存在。伝聞。推定。 要点:断定は体言・連体形接続。活用は「なら、なり、なる、なれ」が基本で、連用形に「に」もある。伝聞推定は終止形接続で、ラ変には連体形に付く。 注意:名詞や連体形の下なら断定が基本。文末の述語の下で聞いたことや推測を表せば伝聞推定。 |
| 助動詞「る」 | 意味:受身。自発。可能。尊敬。 要点:未然形接続。四段・ナ変・ラ変の未然形に付く。活用はれ、れ、る、るる、るれ、れよ。 注意:同じ意味でも接続が違う。四段などには「る」、それ以外には「らる」が付く。 |
| 助動詞「ず」 | 意味:打消。ないという意味。 要点:未然形接続。連体形は「ぬ」、已然形は「ね」。本活用のほかに補助活用「ざり」も用いる。 注意:連体形「ぬ」を完了の助動詞と混同しない。打消の「ぬ」は未然形の下に来る。 |
| 助動詞『なり』の二種類 | 意味:断定。伝聞。推定。 要点:断定の「なり」は体言と連体形に付く。伝聞推定の「なり」は終止形接続で、ラ変型には連体形に付く。 注意:同じ形でも別の助動詞である。直前の語形と文脈で見分ける。 |
| 助動詞『ず』の連体形 | 意味:打消。 要点:未然形接続。活用は「ず・ず・ず・ぬ・ね・○」。連体形は「ぬ」。 注意:完了の助動詞「ぬ」と同形になりうる。直前が未然形なら打消、連用形なら完了と見分けやすい。 |
| 助動詞『き』の已然形 | 意味:過去の回想を表す。話し手が直接経験した事柄に付く。 要点:連用形接続。活用は特殊型で、已然形は「しか」。 注意:副助詞「しか」ではない。直前が連用形なら助動詞「き」の已然形と見やすい。 |
| 助動詞『たり』の已然形 | 意味:動作の完了、または結果の状態の持続を表す。 要点:連用形接続。活用はラ変型で、已然形は「たれ」。 注意:断定の助動詞「たり」は体言や連体形に付く。連用形接続ならこちら。 |
| 助動詞『べし』の連用形 | 意味:推量、意志、当然、可能、命令、適当を表す。 要点:終止形接続。ラ変型には連体形接続。活用はク活用型で、連用形は「べく」。 注意:打消の意味は助動詞「まじ」が担う。「べからず」は未然形「べから」に「ず」が付いた形。 |
| 格助詞「の」の主格 | 意味:動作や状態の主体を表す。 要点:体言に付く。後ろに用言が続き、現代語の「が」に当たることが多い。 注意:後ろが体言なら連体修飾の「の」のことが多い。所有や所属と混同しない。 |
| 接続助詞「ば」の已然形接続 | 意味:原因・理由や確定条件を表す。 要点:已然形に付く。既に成り立った事柄を受けて「ので」「ところ」となることが多い。 注意:未然形接続の「ば」は仮定条件が中心である。接続する活用形で見分ける。 |
| 係り結びの法則 | 意味:係助詞に応じて文末の活用形が変わる決まりである。 要点:ぞ・なむ・や・かは連体形に結び、こそは已然形に結ぶ。は・もは結びを変えない。 注意:文末が省かれることもある。同じ形の「や」「なむ」の別用法にも注意する。 |
| 終助詞「なむ」 | 意味:話し手の願望を表す。 要点:文末に置かれ、未然形に付く。「してほしい」「したいものだ」の気持ちになる。 注意:文中で連体形に結べば係助詞「なむ」。また「ぬ」の未然形「な」と助動詞「む」の連接とも紛れやすい。 |
| 副助詞「ばかり」 | 意味:程度や限定を表し、「ほど」「だけ」にあたる。 要点:体言や活用語の連体形などに付き、限定だけでなくおおよその程度も示す。 注意:限定だけと決めず、文脈で程度の意も取る。後に「に」を伴う言い回しもある。 |
| 尊敬語 | 意味:動作の主体やその側の人物を高める敬語。 要点:主語が高位者である場合に多い。特別な敬語動詞や尊敬の助動詞で表す。 注意:丁寧語は聞き手への敬意であり、主体への敬意ではない。 |
| 尊敬語「おはす」 | 意味:いらっしゃる。おいでになる。ある。 要点:サ行四段活用。「行く」「来」「居る」「あり」に当たる尊敬語。補助動詞的にも使う。 注意:丁寧語ではなく主体敬意の語。「おはします」と近いが同一語ではない。 |
| 謙譲語「参る」 | 意味:参上する。伺う。行く。来る。 要点:ラ行四段活用。行き先や訪問相手など高位者への敬意を表す代表的な謙譲語。 注意:主体は話し手側や低い側になる。尊敬の移動語と取り違えない。 |
| 尊敬語「います」 | 意味:「行く」「来る」「いる」の尊敬語。主語に敬意を向ける。 要点:移動と存在の両方に使える。高貴な人物の動作を述べるときに用いられやすい。 注意:現代語では丁寧な「いる」の形だが、古文では主語を高める尊敬語。 |
| 謙譲語「詣づ」 | 意味:高位者や神仏のもとへ行く意の謙譲語。行き先に敬意を向ける。 要点:参上や参詣の場面で用いる。自分側の移動を低めて、相手側や神仏を立てる。 注意:主語を高める尊敬語ではない。一般の場所への単なる移動にはふつう用いない。 |
| 助動詞「なり」の断定 | 意味:〜である。ときに〜にあるという存在も表す。 要点:体言・連体形に付く。活用はなら・なり・に・なり・なる・なれ・なれ。 注意:終止形に付いて伝聞推定を表す「なり」と区別する。 |
| 枕詞 | 意味:特定の語の前に置いて調子を整え、語の印象を強める修飾語。 要点:五音前後のものが多い。意味より慣用性が強く、直後の特定語に掛かることが多い。 注意:序詞は後の語と意味上のつながりがある点で異なる。 |
| 尊敬語の主語 | 意味:その動作をする人が敬意の対象であり、主語である。 要点:おはす、のたまふ、給ふなどがあれば、だれを高めているかを確かめる。 注意:敬意の向きは目的語ではない。謙譲語とは逆に考える。 |
| 歌枕 | 意味:和歌で古くから詠み慣らされた名所の地名。土地に結びつく情趣や故事の連想を呼び起こす。 要点:地名そのものが表現の核になる。そこに伴う景物、旅情、恋情などの連想を読み取る。特定の語に掛かる修飾語ではない。 注意:枕詞と混同しない。枕詞は一定の語に掛かる定型句で、歌枕は地名自体が意味と連想を担う。 |
このデッキについて
古典文法は、語形が同じなのに働きが違うところで手が止まりやすい科目です。設問で問われるのは、その場での読みです。動詞の終止形と連体形、格助詞「の」の主格と連体修飾、助動詞の意味の切り分けなど、知識があっても本文で即答できないと崩れます。覚えるべきなのは用語の言い換えではなく、接続、活用、直後と直前の形、文の切れ目を見て識別する順番です。 このデッキは200枚を、用言の活用40、助動詞60、助詞40、敬語30、識別と読解30に分け、迷いやすい論点を項目ごとに切っています。動詞活用の型、格助詞「の」の主格、歌枕のように、表面では見分けたい語や事項を出し、裏面は「意味」「要点」「注意」で統一しました。長い講義調の説明や作品ごとの周辺知識は広げず、その場で判断に使う軸だけを残しています。 これを間隔をあけて回すと、すでに答えられる活用形や助詞は早く通り過ぎ、まだ迷う助動詞の接続や識別だけが戻ってきます。毎回すべてを同じ重さで見直すのでなく、詰まるカードほど繰り返し当たり、見分けの手順が本文を読む速さに近づいていきます。意味だけで押し切らず、要点と注意まで一緒に出るので、似た形を雑にまとめずに整理できます。
よくある質問
- 助動詞はどう覚える前提で並んでいますか
- 意味だけを並べるのでなく、接続と活用から絞り込む前提です。過去完了、推量意志、受身使役などを、形から判定する流れで確かめられます。
- 助詞のセクションでは何を見分けられるようにしますか
- 格助詞、接続助詞、係助詞ほか、取り立てと文末までを入れています。たとえば「の」は主格と連体修飾を混同しやすい点まで、注意欄で押さえられます。
- 識別と読解のセクションには何が入っていますか
- 活用形判定のような文法の見分けに加えて、歌枕のように読解で判断を外しやすい項目も入ります。語の説明だけで終えず、本文でどう拾うかまで寄せています。
- 無料プランでもデッキ全体を取り込めますか?
- はい。保存済みのデッキを取り込む処理では新しいAI生成を実行せず、AIクレジットも消費しないため、無料プランで200枚すべてを取り込めます。取り込み後も学習、編集、削除ができます。
- 同じデッキをもう一度取り込むと重複しますか?
- 重複しません。すでにある同一カードはスキップされ、改訂で増えたカードだけが追加されます。削除後の再取り込みを含め、同じ公式デッキの取り込みは生涯3回までです。
- Web版とスマートフォンアプリの両方で使えますか?
- はい。デッキはアカウントに追加されるため、Web版、iOSアプリ、Androidアプリで同じ学習内容と進捗を利用できます。
- 取り込んだカードを自分向けに直せますか?
- はい。取り込み後は自分のカードとして、表裏の編集、不要カードの削除、タグ整理、別デッキへの移動を自由に行えます。
公式問題の転載はなく、カードはすべてMemlyの独自執筆です。編集基準日2026-08-30。