医療英語・医療用語300|語根から読む英日対訳カード
初見の英語の医療用語を、分解して読めるようにする300枚。
300 cards
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| Front | Back |
|---|---|
| a-, an- | 意味:欠如、無を表す接頭辞。日本語では「無」「不」にあたる。 ポイント:apnea は無呼吸、anemia は貧血になる。 注意:母音の前では an- になる。anuria のように形が変わる。 |
| dys- | 意味:困難、異常を表す接頭辞。日本語では「困難」「不全」にあたる。 ポイント:dyspnea は呼吸困難、dysuria は排尿困難になる。 注意:まったく無い状態は a-, an- で表す。程度の違いがある。 |
| macro- | 意味:大きいことを表す接頭辞。日本語では「大」にあたる。 ポイント:macrocyte は大球性の赤血球を指す。 注意:micro- と対で覚える。 |
| peri- | 意味:周囲を表す接頭辞。日本語では「周」「囲」にあたる。 ポイント:pericardium は心膜、perianal は肛門周囲を指す。 注意:通過を表す per- と綴りが近い。 |
| pre-, ante-, pro- | 意味:前、以前を表す接頭辞。日本語では「前」にあたる。 ポイント:preoperative は術前、antepartum は分娩前、prognosis は予後になる。 注意:anti-(抗)と ante-(前)は特に紛らわしい。 |
| auto- | 意味:自己を表す接頭辞。日本語では「自」「自己」にあたる。 ポイント:autoimmune は自己免疫、autopsy は剖検を指す。 注意:自動という日常的な意味ではなく、自分自身の意味で使う。 |
| -ectomy | 意味:切除を表す接尾辞。日本語では「切除術」にあたる。 ポイント:appendectomy は虫垂切除術、hysterectomy は子宮摘出術になる。 注意:切開を表す -tomy と一字違いで意味が変わる。 |
| -scopy | 意味:内部を見る検査を表す接尾辞。日本語では「鏡検査」にあたる。 ポイント:endoscopy は内視鏡検査、colonoscopy は大腸内視鏡検査になる。 注意:器具を表す -scope と区別する。 |
| cardi/o | 意味:心臓を表す語根。日本語では「心」にあたる。 ポイント:cardiology は循環器学、cardiomegaly は心拡大になる。 注意:がんを表す carcin/o と綴りが似ていて紛らわしい。 |
| oste/o | 意味:骨を表す語根。日本語では「骨」にあたる。 ポイント:osteoporosis は骨粗鬆症、osteomyelitis は骨髄炎になる。 注意:「粗鬆」はあらくすかすかの意味で、骨の中身が減った状態を表す。 |
| pneum/o, pneumon/o | 意味:空気または肺を表す語根。日本語では「気」「肺」にあたる。 ポイント:pneumonia は肺炎、pneumothorax は気胸になる。 注意:気胸の「気」は空気、肺炎の「肺」は臓器で、同じ語根が別の訳語になる。 |
| gastr/o | 意味:胃を表す語根。日本語では「胃」にあたる。 ポイント:gastritis は胃炎、gastroscopy は胃内視鏡検査になる。 注意:腹部全体を指す語ではない。 |
| nephr/o, ren/o | 意味:腎臓を表す語根。日本語では「腎」にあたる。 ポイント:nephritis は腎炎、renal failure は腎不全になる。 注意:nephr/o はギリシャ語、ren/o はラテン語由来である。 |
| neur/o | 意味:神経を表す語根。日本語では「神経」にあたる。 ポイント:neuritis は神経炎、neuropathy は神経障害になる。 注意:腎臓を表す nephr/o と綴りが似ている。 |
| dyspnea | 意味:呼吸困難。息をするのが苦しい状態。 ポイント:dys-(困難)と -pnea(呼吸)からできている。 注意:息が完全に止まる apnea とは程度が違う。 |
| cyanosis | 意味:チアノーゼ。皮膚や粘膜が青紫色に見える状態。 ポイント:cyan/o(青)と -osis(状態)からできている。 注意:日本語では訳さずカタカナで用いる。 |
| hematuria | 意味:血尿。尿に血が混じった状態。 ポイント:hemat/o(血)と -uria(尿)からできている。 注意:目で見てわかるものと、検査で初めてわかるものがある。 |
| fever, pyrexia | 意味:発熱。体温が通常より高く保たれる状態。 ポイント:pyr/o(熱)が語源にある。解熱薬は antipyretic という。 注意:体温の高さだけで重症度は決まらない。 |
| headache, cephalalgia | 意味:頭痛。頭部の痛み。 ポイント:cephal/o(頭)と -algia(痛み)からできている。 注意:部位、性質、経過を分けて記録する。 |
| femur | 意味:大腿骨。太ももの骨。 ポイント:「大腿」はふとももを指す語である。 注意:脛骨(tibia)と位置を取り違えない。 |
| thorax | 意味:胸郭、胸部。 ポイント:形容詞は thoracic で、胸腔は thoracic cavity という。 注意:胸骨(sternum)とは指す範囲が違う。 |
| esophagus | 意味:食道。咽頭と胃をつなぐ管。 ポイント:形容詞は esophageal である。 注意:気管(trachea)と隣り合うが別の管である。 |
| gallbladder | 意味:胆嚢。胆汁をためて濃縮する袋状の器官。 ポイント:語根では cholecyst/o が対応する。 注意:胆汁を作るのは肝臓である。 |
| kidney | 意味:腎臓。尿をつくり体液を調節する器官。 ポイント:語根では nephr/o と ren/o が対応する。 注意:腎盂は renal pelvis と表す。 |
| auscultation | 意味:聴診。体内の音を聞いて調べる診察法。 ポイント:「聴」は聞く、「診」は診るで、聞いて診ることを表す。 注意:打診(percussion)、触診(palpation)、視診(inspection)と並べて覚える。 |
| urinalysis | 意味:尿検査。尿の成分を調べる検査。 ポイント:urine と analysis が結び付いた語である。 注意:採尿の方法と時間で結果が変わる。 |
| radiography | 意味:エックス線撮影。放射線を用いて画像を得る検査。 ポイント:-graphy は撮影の方法を表す。 注意:得られた画像は radiograph、日本語では単純写真などと呼ばれる。 |
| physician | 意味:医師。とくに内科系の医師を指すことがある。 ポイント:doctor は学位を含む広い語である。 注意:外科医は surgeon と呼び分けられる。 |
| BP | 意味:血圧。blood pressure の略。 ポイント:収縮期血圧と拡張期血圧を並べて記録する。 注意:測定条件で値が変わるため、条件をそろえて記録する。 |
| ADL | 意味:日常生活動作。activities of daily living の略。 ポイント:食事、排泄、更衣、入浴、移動などの基本的な動作を指す。 注意:買い物や金銭管理などは IADL として区別される。 |
About this deck
医療英語が覚えにくいのは、単語の数が多いからではなく、一語ずつ丸ごと覚えようとするからです。gastroenteritis を一語として覚えれば語彙が一つ増えるだけですが、-itis(炎症)、gastr/o(胃)、enter/o(腸)に分ければ、同じ読み方が初見の語にも通用します。このデッキは接頭辞40枚、語根57枚、接尾辞37枚という部品を土台に、症状56枚、部位30枚、検査と処置45枚、診療科と職種21枚、略語14枚の対訳を積み上げました。 裏面は訳語で終わらせていません。日本語側の漢字がその意味を持つ理由まで書いています。梗塞の「梗」も「塞」もふさぐ意味であること、虚血の「虚」は足りない意味であること、骨粗鬆症の「粗鬆」はあらくすかすかであること。英語の語根と日本語の漢字は、どちらも初見の語を読み解く鍵になります。 取り違えやすい対も名指ししました。ureter(尿管)と urethra(尿道)、-phagia(嚥下)と -phasia(言語)、hematemesis(吐血)と hemoptysis(喀血)、ischemia(虚血)と infarction(梗塞)、melena(黒色便)と hematochezia(血便)。綴りが一字しか違わない語や、日本語の訳語が似ていて取り違えやすい語は、どちらのカードからも相手を引けるようにしてあります。 収録は語の意味までです。診断や治療の指示は書いていません。略語も何の略かまでを扱い、施設ごとの運用は含めていません。 取り込むと間隔反復のスケジュールに乗ります。読めるようになった部品は間隔が伸びて出てこなくなり、毎回迷うものだけが戻ってきます。
Frequently asked
- 無料プランでもデッキ全体を取り込めますか?
- はい。保存済みのデッキを取り込む処理では新しいAI生成を実行せず、AIクレジットも消費しないため、無料プランで全300枚を取り込めます。
- 同じデッキをもう一度取り込むと重複しますか?
- 重複しません。すでにある同一カードはスキップされ、改訂で増えたカードだけが追加されます。削除後の再取り込みを含め、同じ公式デッキの取り込みは生涯3回までです。
- Web版とスマートフォンアプリの両方で使えますか?
- はい。デッキはアカウントに追加されるため、Web版、iOSアプリ、Androidアプリで同じ学習内容と進捗を利用できます。
- 取り込んだカードを自分向けに直せますか?
- はい。取り込み後は自分のカードとして、表裏の編集、不要なカードの削除、タグの整理、別デッキへの移動を自由に行えます。
- 略語はどこまで載っていますか?
- 何の略かと、その語がどう組み立てられているかまでです。検査、画像、バイタル、生活の評価でよく見る14枚を選びました。施設ごとの書き方や運用は含めていません。同じ検査に複数の略記があるもの(ECGとEKGなど)は、由来の違いも書いてあります。
- 領域を絞って学習できますか?
- できます。全カードに区分と主題のタグが付いています。接頭辞40枚、語根57枚、接尾辞37枚、症状56枚、部位30枚、検査と処置45枚、診療科と職種21枚、略語14枚という内訳なので、まず部品を終わらせてから用語に進むことも、症状だけを回すこともできます。
- 解剖学デッキや看護師国家試験デッキと一緒に使えますか?
- はい。四つは問いが違います。このデッキは語がどう作られているか、解剖学はどこにあるか、生理学はどう調節されているか、看護の必修は看護の概念と制度が中心です。表面が重なるカードが1枚もないように分けてあるので、一緒に取り込んでも同じ内容を二度覚えることはありません。
医療用語の意味と成り立ちを扱う学習用の教材であり、診断や治療の判断の代わりにはなりません。編集基準日2026-08-22。