登録販売者の用語300|成分の作用とリスク区分を整理
成分名は覚えた。落とすのは、その成分が何をしているかのほう。
300枚のカード
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全300枚から30枚を抜粋して表示しています。
| 表 | 裏 |
|---|---|
| 医薬品の吸収 | 意味:有効成分が消化管などから血液中に入る過程。 要点:内服では主に小腸から吸収される。坐剤や口腔粘膜からの吸収は肝臓を経ずに循環血液に入る。 |
| 小児と医薬品 | 意味:年齢による体の違いを踏まえた注意。 要点:肝臓と腎臓の機能が未発達で、成分の代謝と排泄に時間がかかる。血液脳関門も未発達である。年齢区分は添付文書に示される。 |
| かぜとかぜ薬 | 意味:かぜの諸症状の緩和を目的として、複数の成分を組み合わせた医薬品。 要点:かぜの8割程度はウイルスが原因とされる。かぜ薬はウイルスを排除するものではなく、症状を緩和するものである。原因の治療ではない点が問われる。 |
| ジフェンヒドラミン塩酸塩 | 意味:抗ヒスタミン成分で、眠気を促す働きを利用したもの。 要点:催眠鎮静薬として一時的な不眠に用いられる。慢性的な不眠や、小児の使用については添付文書に制限が示されている。 注意:使用にあたっての可否や年齢の区分は、製品ごとの添付文書に記載される。実際の使用の判断は医療機関や薬剤師、登録販売者に相談する。 |
| カンゾウ | 意味:抗炎症作用と、のどの痛みを和らげる働きを持つ生薬。 要点:グリチルリチン酸を含む。多くの製品に配合されるため、重複によって偽アルドステロン症のおそれが高まる点が問われる。 注意:使用にあたっての可否や年齢の区分は、製品ごとの添付文書に記載される。実際の使用の判断は医療機関や薬剤師、登録販売者に相談する。 |
| ジヒドロコデインリン酸塩 | 意味:延髄の咳嗽中枢に作用して咳を抑える成分。 要点:麻薬性鎮咳成分に分類される。依存性があり、濫用等のおそれのある医薬品の成分として指定されている。年齢による制限が添付文書に示される。 注意:使用にあたっての可否や年齢の区分は、製品ごとの添付文書に記載される。実際の使用の判断は医療機関や薬剤師、登録販売者に相談する。 |
| トローチと口腔咽喉薬 | 意味:口腔や咽頭の炎症、殺菌を目的とする医薬品。 要点:噛まずに舐めて溶かす。水で飲み込むと効果が期待できない。うがい薬は使用後すぐの飲食を避けることとされる。 注意:使用にあたっての可否や年齢の区分は、製品ごとの添付文書に記載される。実際の使用の判断は医療機関や薬剤師、登録販売者に相談する。 |
| 制酸成分 | 意味:胃酸を中和して胃の不快感を和らげる成分。 要点:炭酸水素ナトリウム、乾燥水酸化アルミニウムゲル、合成ヒドロタルサイトなどがある。腎臓病がある人では添付文書で相談することとされるものがある。 注意:使用にあたっての可否や年齢の区分は、製品ごとの添付文書に記載される。実際の使用の判断は医療機関や薬剤師、登録販売者に相談する。 |
| 強心成分 | 意味:心臓の働きを高める成分。 要点:センソ、ゴオウ、ジャコウ、ロクジョウなどの生薬が用いられる。センソは局所麻酔作用があり、噛まずに服用することとされる。 注意:使用にあたっての可否や年齢の区分は、製品ごとの添付文書に記載される。実際の使用の判断は医療機関や薬剤師、登録販売者に相談する。 |
| 痔の薬の局所麻酔成分 | 意味:知覚神経に働いて痛みやかゆみを和らげる成分。 要点:リドカイン、アミノ安息香酸エチルなどがある。まれにショックを生じることがあるとされる。 注意:使用にあたっての可否や年齢の区分は、製品ごとの添付文書に記載される。実際の使用の判断は医療機関や薬剤師、登録販売者に相談する。 |
| 内服アレルギー用薬 | 意味:アレルギーによる鼻炎や皮膚のかゆみを和らげる医薬品。 要点:抗ヒスタミン成分を中心に配合される。アレルギーの原因を取り除くものではなく、症状を抑えるものである。 注意:使用にあたっての可否や年齢の区分は、製品ごとの添付文書に記載される。実際の使用の判断は医療機関や薬剤師、登録販売者に相談する。 |
| 点眼薬の使い方 | 意味:目に適用する医薬品の一般的な取扱い。 要点:一度に多く点眼しても効果は高まらない。容器の先端が触れると汚染される。他の人と共用しない。目的により一般点眼薬、人工涙液、抗菌点眼薬などに分かれる。 注意:使用にあたっての可否や年齢の区分は、製品ごとの添付文書に記載される。実際の使用の判断は医療機関や薬剤師、登録販売者に相談する。 |
| 殺菌消毒成分(外用) | 意味:皮膚の傷口の細菌を殺す成分。 要点:アクリノール、オキシドール、ヨードチンキ、ベンザルコニウム塩化物などがある。オキシドールは持続性が乏しく、組織への刺激がある。 注意:使用にあたっての可否や年齢の区分は、製品ごとの添付文書に記載される。実際の使用の判断は医療機関や薬剤師、登録販売者に相談する。 |
| 歯痛薬と歯槽膿漏薬 | 意味:歯の痛みを和らげる医薬品と、歯周組織の炎症に用いる医薬品。 要点:歯痛薬は歯の中の炎症を鎮めるもので、齲蝕そのものを治すものではない。歯科の受診が基本になる。 注意:使用にあたっての可否や年齢の区分は、製品ごとの添付文書に記載される。実際の使用の判断は医療機関や薬剤師、登録販売者に相談する。 |
| 禁煙補助剤 | 意味:ニコチンを補給して離脱症状を和らげる医薬品。 要点:咀嚼剤とパッチ剤がある。咀嚼剤は噛み方に指示がある。喫煙しながらの使用は避けることとされ、心臓病がある人では相談することとされる。 注意:使用にあたっての可否や年齢の区分は、製品ごとの添付文書に記載される。実際の使用の判断は医療機関や薬剤師、登録販売者に相談する。 |
| 漢方処方製剤の考え方 | 意味:漢方医学の考え方に基づいて処方が構成された医薬品。 要点:生薬を組み合わせた処方全体で1つの有効成分と捉える。個々の生薬の作用を足し合わせたものではない点が問われる。 |
| 一般用検査薬の考え方 | 意味:薬局などで購入して自分で使える体外診断用医薬品。 要点:検査結果は確定診断ではない。悪性腫瘍や遺伝性疾患など、重大な疾患の診断に関わるものは対象外とされる。 |
| 医薬品医療機器等法の目的 | 意味:医薬品等の品質、有効性、安全性の確保と、保健衛生上の危害の発生と拡大の防止を図る法律。 要点:指定薬物の規制や、研究開発の促進も目的に含まれる。薬機法と略される。 根拠:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第1条 |
| 特定保健用食品 | 意味:身体の生理機能などに影響を与える保健機能成分を含み、個別に許可を受けた食品。 要点:国の許可が必要になる。条件付き特定保健用食品という区分もある。 根拠:健康増進法第43条 注意:区分と手続は法令の改正で変わる。受験年度の最新の条文と手引きで確認する。 |
| 医療用医薬品と一般用医薬品 | 意味:医師等の処方せんに基づいて使用される医薬品と、需要者の選択により使用される医薬品。 要点:一般用医薬品は、著しくない作用を有し、薬剤師等から提供された情報に基づいて需要者が選択して使用する。 根拠:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第4条 |
| 第一類医薬品の情報提供 | 意味:販売時に薬剤師が書面を用いて必要な情報を提供しなければならないという義務。 要点:義務であり、努力義務ではない。あらかじめ年齢、他の薬剤の使用状況などを確認させなければならない。登録販売者は行えない。 根拠:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第36条の10 |
| 登録販売者の資質の確認 | 意味:都道府県知事が試験を行い、資質を確認する仕組み。 要点:試験に合格した者などで販売に従事しようとする者は、都道府県知事の登録を受けなければならない。登録を受けて初めて従事できる。 根拠:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第36条の8 |
| 薬局 | 意味:薬剤師が販売または授与の目的で調剤の業務を行う場所。 要点:開設には都道府県知事等の許可が必要になる。医薬品の販売業の許可を受けなくても医薬品を販売できる。 根拠:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第4条 |
| 従事者の区別 | 意味:購入者から見て、薬剤師、登録販売者、一般従事者が区別できるようにすること。 要点:名札などにより区別する。研修中の登録販売者にはその旨の表示が求められる。 注意:区分と手続は法令の改正で変わる。受験年度の最新の条文と手引きで確認する。 |
| 行政庁による監視指導 | 意味:薬事監視員による立入検査や収去などの権限。 要点:都道府県知事等が薬事監視員を置く。無承認無許可医薬品や不良医薬品の取締りを行う。 根拠:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第69条、第76条の3 |
| 毒薬と劇薬 | 意味:毒性や劇性が強いものとして厚生労働大臣が指定した医薬品。 要点:毒薬は黒地に白枠白字で品名と毒の字、劇薬は白地に赤枠赤字で品名と劇の字を記載する。一般用医薬品で該当するものはない。譲渡には文書が必要になる。 根拠:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第44条、第46条 |
| 医薬品副作用被害救済制度 | 意味:適正に使用したにもかかわらず副作用による健康被害が生じた場合に給付を行う制度。 要点:独立行政法人医薬品医療機器総合機構が運営する。給付費は製造販売業者からの拠出金が財源になる。請求は健康被害を受けた本人や家族が行う。 根拠:独立行政法人医薬品医療機器総合機構法第15条 |
| サリドマイド訴訟 | 意味:催眠鎮静剤として販売された成分により、出生児に四肢の欠損などが生じた事件。 要点:血管新生を妨げる作用が関与したとされる。妊娠している女性が使用したことによる胎児への影響である。国際的な副作用情報の収集体制が整備される契機になった。 |
| アンプル入りかぜ薬の回収 | 意味:アンプル入りのかぜ薬で重篤な副作用が生じ、製品が回収された事例。 要点:他の剤形より吸収が速く、血中濃度が急激に高くなったことが要因とされる。剤形と安全性の関係を示す事例になる。 |
| 医薬品の適正使用のための啓発活動 | 意味:医薬品の正しい使い方を広く伝える取組み。 要点:薬と健康の週間が毎年実施される。学校教育の中でも取り上げられる。 |
このデッキについて
登録販売者試験でつまずくのは、成分名を知らないからではありません。名前と薬効群は結び付いているのに、その成分が体の中で何をしているかが抜けていると、選択肢を入れ替えられた瞬間に崩れます。アドレナリン作動成分は交感神経を刺激して血管を収縮させる。抗コリン成分は副交感神経の働きを抑える。だから前者は血圧に、後者は排尿に注意が要る。この因果まで押さえると、知らない成分名が出ても薬効群から推測できます。このデッキは300を1用語1枚に切り分け、裏面の要点に作用の仕組みと、取り違えやすい相手を書きました。 用量と用法は書いていません。何ミリグラムを1日何回、という数字はこのデッキには1つもありません。試験で問われるのは成分の働きと制度であって、飲み方の指示ではないからです。同じ理由で、この症状にはこの成分という選び方も書いていません。代わりに、してはいけないことと相談することが添付文書のどの欄に置かれ、どういう場合に受診を勧めるのかという制度の側を書きました。個別の成分について飲んではいけないと断定する形は避け、添付文書で相談することとされる、という書き方に揃えています。該当する139枚には、実際の判断は添付文書と専門家によるという注意を置きました。 条文は、e-Gov法令検索の法令APIで本文そのものを開いて確かめたものがあります。第36条の7の一般用医薬品の区分、第36条の8の資質の確認、第36条の10の情報提供です。第一類医薬品は薬剤師が書面を用いて情報提供する義務、第二類医薬品は薬剤師または登録販売者が提供する努力義務、そして相談があった場合は区分を問わず義務。この義務と努力義務の分かれ方が試験の中核で、条文を開くと一段ではっきりします。条文は https://laws.e-gov.go.jp/law/335AC0000000145 から読めます。 取り込むと間隔反復のスケジュールに乗ります。すぐ答えられる用語は間隔が伸びて視界から外れ、毎回迷う成分だけが戻ってきます。
よくある質問
- 無料プランでもデッキ全体を取り込めますか?
- はい。保存済みのデッキを取り込む処理では新しいAI生成を実行せず、AIクレジットも消費しないため、無料プランで300枚すべてを取り込めます。取り込み後も学習、編集、削除ができます。
- 同じデッキをもう一度取り込むと重複しますか?
- 重複しません。すでにある同一カードはスキップされ、改訂で増えたカードだけが追加されます。削除後の再取り込みを含め、同じ公式デッキの取り込みは生涯3回までです。
- Web版とスマートフォンアプリの両方で使えますか?
- はい。デッキはアカウントに追加されるため、Web版、iOSアプリ、Androidアプリで同じ学習内容と進捗を利用できます。
- 取り込んだカードを自分向けに直せますか?
- はい。取り込み後は自分のカードとして、表裏の編集、不要カードの削除、タグ整理、別デッキへの移動を自由に行えます。
- 分野の内訳と、カードの形式を教えてください。
- 人体と医薬品61枚、主な医薬品66枚、漢方と公衆衛生55枚、法規と制度62枚、適正使用と安全対策56枚の計300枚です。表は用語だけ、裏は意味と要点を1項目1行で並べ、条文がある38枚には根拠の行を置いています。細分類のタグが付いているので、解熱鎮痛成分だけ、代表的な漢方処方だけ、販売業の許可だけ、といった絞り方ができます。
- 用量や用法は書いてありますか?
- 書いていません。何ミリグラムを1日何回といった数字はこのデッキに1つもなく、この症状にはこの成分という選び方も扱っていません。書いているのは成分の作用の仕組みと薬効群、そして制度です。使用にあたっての可否や年齢の区分は製品ごとの添付文書に記載されるため、該当する139枚には添付文書と専門家に確認するよう促す注意の行を置いています。
- してはいけないことや相談することはどう扱っていますか?
- 添付文書の記載事項という制度の側から扱っています。使用上の注意がしてはいけないこと、相談すること、その他の注意という3つの柱で構成されること、次の人は使用しないこと、次の部位には使用しないことといった項目が何を指すこと、一定期間使用しても改善しない場合に受診が勧められることを書いています。個別の成分について飲んではいけないと断定する形はとらず、添付文書で相談することとされる、という書き方に揃えました。
- どの分野から回すと効率がよいですか?
- 人体と医薬品から入ると成分が覚えやすくなります。交感神経と副交感神経の働きを先に固めると、アドレナリン作動成分と抗コリン成分の注意点が丸暗記でなく導けるからです。法規と制度は独立して覚えられるので、成分に疲れたときに挟むと進みます。第一類と第二類で情報提供の義務が変わる点は得点源になりやすいので、早い段階で押さえてください。
公式問題の転載はなく、カードはすべてMemlyの独自執筆です。成分と制度の説明は試験の出題知識としてのもので、個別の医療や服薬についての助言ではありません。編集基準日2026-08-22。